導入事例詳細

DDC-8000

紙は “情報配信ツール” から “心を届けるツール” へと進化した。

Example of DDC-8000 using.
@2024 kashimura co.,ltd.

 

柏村印刷株式会社 様

島根県浜田市  総合印刷業

『DDC-8000』
導入の背景

紙の付加価値を追求する上でニスや箔の加飾を加えることが出来る製品を探していた。

既に導入していたデジタルカラー印刷機『Indigo 12001D』をどう活かすかという課題もベースにあった。

『DDC-8000』を
導入して良かったこと

パッケージや紙袋等、小ロットの分野にも参入のチャンスが開ける。

1枚から見本を作成して仕上がりのイメージをリアルに伝えることが出来る。

紙の価値の所在を見据え、「DDC-8000」を導入

紹介するのは島根県浜田市に拠点を置く柏村印刷株式会社。

印刷業界の市場規模が伸び悩む中、同社の姿勢は非常に前向きなものだ。

変貌する紙の価値の所在を見据え、「DDC-8000」の導入に踏み切ったという。

取締役事業開発部長の浜咲様は朗らかな表情でこう語る、
 

「紙は人の気持ちを伝える価値のあるものに変わる」

「商業印刷が減る中で新しい事業を作り出していきたい」

情報発信としての紙から、人の気持ちを伝えるツールとして、デジタルにはない紙の価値を発掘していきたい

こういった想いで浜咲様は事業開発に取り組まれている。

新たな紙の価値を提供

紙の価値の所在を見据え、「DDC-8000」を導入

「同社は導入した機材を最大限活用するための研鑽を欠かない。
広々と整理整頓された印刷現場で、「DDC-8000」の上流側にはHP社製デジタル印刷機「Indigo」が稼働している。
機器同士の相性を踏まえ、検証を重ねサンプリングを行い、新たな紙の価値を提供することに余念がない。

「DDC-8000」が実現する、自由な“加飾”の可能性

「DDC-8000」が実現する、自由な“加飾“の可能性

上で紹介するのは検証の賜物。
独自の印刷手法で、紙の質感すら変貌させたオリジナルポスターだ。
金属の表面にガラスコーティングをしたようなメタリックかつ透明感のある艶やかな仕上がりで、鮮やかな色彩が深みのある輝きを放っている。
長く印刷業を担ってきた同社だからこそ、「DDC-8000」が実現する、自由な“加飾”の可能性に心躍ると言う。

確かな技術力と余念のない検証

確かな技術力と余念のない検証

「DDC-8000」付属ソフトのPCコントローラ上では印刷位置の調整と、トナー盛量の調整が可能だが、デザインを惹き立てる適正な値を見極めるのは現場で機材を動かす「人」である。

例えば、緻密な印刷を細部まで表現するためには薄くトナーを盛る必要がある。
一方、グラマラスな艶感の表現には厚めにトナーを盛る等、デザインの特性を活かした調整が、成果物の仕上がりに大きく影響を与える。

その点、機材の検証に余念のない同社の技術力には脱帽する。

我々は「DDC-8000」の600dpi×600dpiのノズルヘッドの特性を最大限に活かしたサンプルを作るべく、緻密な文様を施し、ラベルのデザインデータを同社にお送りし、制作をお願いした。
現場を訪れると、担当の長澤様が真剣なまなざしで仕上がりをチェックしていた。

出来上がったワインラベルは言うまでもなく美しく、緻密なニス・箔のデザインが隅々まで表現されていた。

人の心を届ける「紙」の価値

人の心を届ける「紙」の価値

同社によれば、透明な艶や金銀の装飾を加えた“加飾”名刺の需要も高まっているという。
デジタルデバイスで簡単に連絡先を交換できる今の時代だからこそ、あえて一枚の「紙」で自己を表現をする名刺そのものに価値を付帯することは至極当然にも思える。
プレゼントを包む煌びやかなパッケージも、受け取る人にインパクトを与える個性的な名刺も、人から人に想いを乗せて届けられるものだ。
まさしく「 紙」 を人の心を届けるものとして世に送り出していく。
同社には日本の印刷業界を牽引していくような力強さを感じた。

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