導入事例詳細

DSM-1000

付加価値とスピード対応で差をつける。

Example of DSM-1000 using.

@2025 SAN-AI Co.,Ltd

 

株式会社 山愛  様

東京都新宿区 総合印刷業、人材紹介・派遣業

『DSM-1000』
導入の背景

小ロット高付加価値生産へのシフトチェンジに備え、用紙の型抜き作業の内製化の手段を探していた。

『DSM-1000』を
導入して良かったこと

部分的に用紙の型抜き作業の内製化することが出来、輸送コストや手間の削減が出来た。難しい操作が要らず、スムーズに稼働を開始できた。

印刷物の需要の変化

1968年に創業した同社は、長年にわたり商品券や銀行系パンフレットの印刷を主力事業としてきた。これらの商材は品質が重視されるため、同社では管理体制や印刷技術の水準を常に高く維持してきたことがうかがえる。

現在もこれらの印刷物が出荷量の大半を占めているというが、昨今では印刷物の需要に変化を感じているという。商品券に代わるポイント制度の普及や、通帳のデジタル化など、時代の流れとともにデジタルで完結するサービスが主流となりつつあることが背景にあると想像される。

一方で、質感を生かしたパッケージや店頭POPなどは、デジタルでは代替が難しく、自然環境への配慮の観点からも紙素材が適しているケースが多い。さらに、これらは注目を集めるために形状や印刷で付加価値を競う傾向が強く、需要も拡大している。同社においても、これらの分野での受注量が年々増加しているという。

※画像はイメージです。

小ロット高付加価値の印刷物の生産に備えた設備投資

印刷物の需要の変化に伴い、今回同社に採用されたのは「ダイカッターDSM-1000」の導入だ。

「ダイカッターDSM-1000」は簡単に言えば用紙の型抜き作業を自動化する製品である。

同社ではこれまで型抜き作業を外注しており、社内にその作業に精通した職人がいなかったため、導入機の条件として「操作が容易であること」が求められていた。そうした背景から、「ダイカッターDSM-1000」が選定されたという。実際に現場を訪れると、紙の取り扱いに長けた同社ならではの温湿管理が行き届いた作業場で、丁寧に手入れされた「ダイカッターDSM-1000」が稼働していた。藤田工場長は機械の扱いにも精通しており、内部構造を理解したうえで、適切に維持管理されている。藤田工場長は操作性についても「紙の扱いにある程度慣れている人であれば、1か月ほどで十分に使いこなせるようになる製品」と述べ、実際の使いやすさにも高い評価を寄せていた。

ダイカッターDSM-1000の導入で変わったこと

いままでは外注で型用紙の型抜き作業を行っていた分、あちこちの加工拠点に印刷物を配送し、多くの移動と工程を経て商品が完成していたが、その時間や手間が軽減されワンストップで社内加工できるようになったことが大きな利点だと渡真利生産本部長は語る。

この内製化により今までよりも利幅が向上しており、今後は該当商品の受注量を増やし、3年以内に設備投資費を回収するという明確な目標を掲げている。

「薄利多売で市場の価格競争に飲まれるのではなく、高付加価値商材やワンストップ生産によるスピード対応で、他社と差をつけてビジネスを成長させていきたい」と展望を述べた。

 長年培ってきた精密印刷の技術力と、内製化を支える設備投資力が、この戦略の実現を確かなものとしている。

 

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